【読書記録】『自己流園芸ベランダ派』いとうせいこう 著
去年の今頃、
ステイホームでお家時間を楽しむために
始めたベランダガーデン。
その流れで読んだ本です。
のびのびとおおらかでリラックスして読めました。
植物をベランダで育てながら、
植物と共に右往左往する様子が面白い。
時には失敗して枯らしてしまうこともあるけど、
植物への愛情がいっぱいでほのぼのしました。
植物の『上手な育て方』を書いた
ハウツー本ではなく
『うわ、しおれてる!』
『枯れた!』
『虫が!』
『実がなった』
など、植物と共に一喜一憂しながら植物を育てる楽しさが伝わってきました。
印象に残った内容や表現
“ベランダ園芸の面白さは
試しては枯らし、
枯らしては試すところに存在する
園芸は植物を支配することではないのだ。
むしろそれができないことを教えてくれるのである“
2020/6/12 読了
河出文庫 2014/7/20発行
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