本のムシはやがて蝶になる

感性を磨き続けたいアラフィフ主婦の読書記録。好きなジャンルはアート、音楽、メンタル、生き方など。ちょっぴり繊細なHSP気質。

【読書記録】『ちょっと敏感な人が気持ちよく生きる本』苑田純子・著 長沼睦雄・監修

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この本に書いてあるアドバイス
以前通っていたカウンセリングで受けた内容とほとんど同じでした。

 

人がたくさん集まる場が苦手で、

サークルや会社の大人数の飲み会などに誘われると気が重くなってしまう。
人が多い場所に出掛けると疲れてしまう。
人の気持ちや音や匂い、
光も敏感に感じ取る敏感過ぎる人。


同じ悩みを持っている方のヒントになればと思います。

 

会う人や場所を選ばないと、
人と会ったあとに
ものすごく疲れるのですが、
それは気を遣い過ぎることと
過剰な責任感のせいかもしれない。

 

“相手を助けることで役に立ついい人だと
思われたいという無意識の思いが、
助けて欲しい人を引き寄せ、共依存のような
関係になって自分のエネルギーを相手に
差し出してしまう。

 

“人の問題を何とかしようとする責任感を
手放さない限り、
周りの不調やトラブルを吸収するクセは
治らない。“

 

以前は優しさだと思っていましたが、
今は中途半端に相手を助けようとすることが
逆にお互いに不幸を呼ぶことになるので、
その悩みや問題が自分のものか
他人のものかをしっかり見極めて、
人の課題まで抱え込んで
悩まないようにしています。

 

“人の感情に影響を受けやすい“
職場や周りにいる人の機嫌が悪かったり、
怒ったり、落ち込んでいたりしていると
影響を受けてしまい、
相手に振り回されるような感覚があって、
人と関わることに苦手意識を感じてしまう。


健全な心の境界を保てるように意識する。

 

雰囲気の悪い場所へ行くとその環境のすさんだ雰囲気に圧倒されてしまう。

環境を選ぶ。


環境を変えることが難しい時は『観察モード法』
『目の前で起こっていることはドラマの中のことだ』と心の中で唱える。

 

“マインドフルネス瞑想“によって
自分の注意を向けるものを意識して
コントロールする

 

“遺伝子は変えられない。かといって環境を変えるのもそう簡単ではない。
ならば、認知の仕方、つまり物事をどう捉えるかを変えればいい。

 

『敏感脳』の4つの特徴
1 刺激に敏感
2 受け取った情報の処理が丁寧すぎる
3 行動に移すのに時間がかかる
4 感情や体の反応が大きい

 

敏感脳のために生きづらさを
感じることもあるけれど
それを活かすように工夫すれば、
敏感な気質はコンプレックスではなく
才能となって身を助けてくれるようになる。

 

たとえば
音や匂いに敏感な人なら
指揮者や演奏者の演奏の繊細な違いを
味わえたり、


お茶やお酒の微妙な香りの違いを
利き分けられる。

 

人の喜びや感謝の言葉ひとつで
体全体に鳥肌が立って、涙が出てくる。
人一倍大きな感動が味わえる。
そうした人より強い感情を絵画や音楽、
小説などの芸術作品にまとめてあげる
『敏感な人』は少なくない。

 

 

『敏感脳』脳が過労に陥らない工夫をする
1.強い刺激を減らす
   刺激の強い映像や音
   音
   光
   匂い
   人混み
   ジャンクフード
   こまめに1人になれる時間をつくる
   詰め込み行動は厳禁

 

2.環境を変える

3.脳の上書き修正
 人は心地よいことより嫌なことの方に
 敏感に反応するようにできている。
 体が反応してしまうのは
 『こういうことがあったらこう反応する』
 というクセが脳についてしまっているから。
 それなら脳のクセを変えてしまえばいい。

 

脳のクセを止める即効性のある方法は運動。

 

『群れ形』と『縄張り型』
縄張り型は上下関係などの気くばりにわずらわされずにすむ反面、
責任を1人で背負う苦労があるが、
『敏感過ぎる人』は縄張り型で生きていく方が心も体もラクでいられる。

 

『敏感だ』ということは

『いいものを見分ける力がある』ということ。


それなりに周りに合わせようとし
自分らしさを押し隠して頑張り続けていると
心や体が自分を守ろうと緊急信号を発するようになる。

 

そうなる前に
心と体が何を伝えようとしているかに
耳を傾けてあげよう。