本のムシはやがて蝶になる

感性を磨き続けたいアラフィフ主婦の読書記録。好きなジャンルはアート、音楽、メンタル、生き方など。ちょっぴり繊細なHSP気質。

【読書記録】独りよがりにならないセンスの磨き方『センス入門』松浦弥太郎 著

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『センス』とは
人それぞれが持っている美学のあらわれ。


仕事も暮らしもある程度のレベルまでは
どんな人でも到達できるけど
それ以上の高いレベルへ行くには
その人が身につけている
『センス』の良し悪しで左右される。

 

自分らしさを磨いた『センス』を身につけたい。
よい『センス』は良い運を引き寄せる。

 

では、
『センス』のよい人になるには
どうしたらいいのか?
そして、
『センス』のよい人と悪い人の違いは何?

 

センスのいい人は自分が実際に見たものや
体験したことをはっきりと自分の言葉で
伝えることができる。
たまたま見たり聞きかじったことではなく、
自分が経験したことだけで話すので
気持ちよく過ごせるし、信頼関係が深まる。

 

“自分のことばは何よりも伝わる"


自分のなかにある知識のストックから
選び出してことばにするのではなく、
心の引き出しから思いのままに
取り出してみせるという感じでしゃべっている。
頭と心のバランスがいい。

 

自分が気になっていることを
ぼんやり曖昧なままにしないで
きちんとことばにする。


『ことばにする』ことができることも
『センスがいい』ということのひとつ。

 

自分が感じたこと、学んだことを
言葉で伝えられるようになりたいと思う。

 

“センスとは選択する力“

 

たくさんある選択肢から
どれを選ぶかは自分の判断ですが、
それによって自分ひとりが満足するのではなくて、
たくさんの人に幸せを与えられるかどうか。
というところが
センスのいい選択の一番難しいところ。
そこがないとその選択は
自己満足で終わってしまう。

 

人を幸せにできる選択に対してなら、
みんなはお金をはらってくれる。
少なくとも経済が発生するような
センスのよい選択をしておかないと
何事も次のステップにつなげられず長続きしない。

 

松浦弥太郎さんがやっておられる
センスを磨く行動の一例を
紹介している。

 

自分の感性、美意識、教養を上げるために
文化財を見てまわる。
美術館などセンスのいい空間には
自然にセンスのいい人が集まる。

ふだんから素敵なもの、
美しいものを好奇心を持って見つけて、
よく触れて真似てみる。

 

それしかセンスのよくなる方法はない
という。


ポイントは体験をしたあと
紙に書いたり、ノートにしたり
感じたことをしっかり頭にたたき込んでこくこと。

 

お洒落な格好をしていればセンスがいいではなく、
人づきあいとか話し方とか、時間の使い方とか、
お金の使い方とか自分の生活も含めて
全部にセンスのよさが必要。
何かひとつ良くてもダメ。

 

自分で経験するというのはいちばんの情報源。
その場所へ足を運び、
実際に自分が体験しているかどうかはおおきい。

 

経験にはお金を使うべき。
自己投資。
自分の中でリターンをある程度見極めて、
自分の収入のなかでどれくらいのお金をかけるかを
決めるのも大切。

 

“セレクションする“


自分の生活に自分で投資して、
見返りとして自分が何かを得て豊かになったり
学んだりする。
自分にとってリターンがあるというものを
『選んでいく』

 

発見したり、素敵だなと思ったことを
自分のところで止めていたら
そこからは何も生まれない。


何らかの形で人にわかりやすく伝えていく。
幸せを分け与えていく。

 

そういう社会活動をすることで
たくさんの人に喜んでもらう。
こうして分け与えたものは結果的に
自分に返ってくる。

 

暮らしの中や自分の仕事の場で
自分が得たリターンを流して
動かしていかないと
そこには経済が発生しない。

 

自分で選んだことを
実際に体験をして、
体験したことを言葉でまとめ
記録したり
外に向けて発信して
人に伝える。
その情報や経験談
世の中の人たちに喜んでもらえることで
あればリターンが得られて
さらにまた新しい経験ができるんですよね。

 

メンタリストDaiGoさんも
『好きをお金に変える心理学』でも
書いておられました。

 

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 自分の言葉で伝えられる
アウトプット力を身につけたい。