【読書記録】『老人と海』ヘミングウェイ 著
最近、名作と言われる作品を読んでいなかったので
ちゃんと読んでみようと思いこちらを古書店で買いました。
【あらすじ】
キューバの老漁師・サンチャゴは長い不漁にもめげず小舟に乗りたった1人で海へ出た。
すると残りわずかな餌に見たこともないような巨大カジキマグロがかかる。
4日にわたる巨大カジキマグロとの死闘。サンチャゴは勝ったが帰途サメに襲われ、海はさらなる試練を老漁師に課す…。
年老いてもなお大自然に立ち向かう一人の老漁師。
自然の脅威と厳しさに翻弄されながらも、決して屈することのない人間の精神と勇気を描いた作品です。
物語のほとんどが海の上での大魚との闘いのシーンですが、海の上でたった一人。孤独なのもあって自分自身との対話が多いです。
孤独な老漁師だと思いきや、老漁師を慕う一人の少年の存在があってほっとする。
老漁師の船に5歳の頃から乗り、漁師の仕事を教えてもらったという少年がサンチャゴの帰りを待っていた。
少年と老漁師がお互いに敬意を持って接している2人の交流シーンがじんわり温かい気持ちにさせてくれました。