本のムシはやがて蝶になる

感性を磨き続けたいアラフィフ主婦の読書記録。好きなジャンルはアート、音楽、メンタル、生き方など。ちょっぴり繊細なHSP気質。

【読書記録】あやうく一生懸命生きるところだった ハ・ワン

この本の著者、ハ・ワンさんは

会社員をしながら

イラストレーターをしていた

40歳の韓国人男性。

私もかつて同じように会社員をしながら

イラストレーターをしていた時期があり、

境遇が似ていたので思わず手に取りました。

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悩むところが同じで共感するところが

たくさんあった。

まるで若い頃の自分を俯瞰しているような感じ。

この本がよく売れているということは、

同じように感じている人が

多いということだろう。

 

他人の目を気にせず自分らしく、

頑張らずに生きることを決意した著者が贈る、

生きづらさを手放すための言葉。

 

★ムリしてやる気を出さない 
★みんなに合わせない 
★金持ちを目指さない 
★失敗したら、いさぎよく諦める 
★なんでも深刻に向き合いすぎない 
★「年相応」に縛られない 
★「やりたい仕事」を探そうとしない 
★何もしない一日を大切にする

 

著者が全力で走り続けることを

辞めたことで見えてきた、

自分をすり減らす毎日から抜け出し、

自分らしく生きるコツとは?

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ユニークなイラストと肩の力を抜いた

自然な文章で哲学的なことを

さらっと書いてあり

楽しみながら読めて

気持ちもラクになった。


“年相応に打ち勝つ裏ワザ“

あまり書くとネタバレになるから書かないけど

『なるほど!』と思った。

これは無意識にやってるかも

しれないけど、意識的に実践していこう。

 


“ひとりの時間は

帰り道が約束された旅行でもあるのだ“


本当のひとりきりではないことを確認できて、

自由に過ごせるひとときに

感謝できる時間でもある。

ひとりになりたい。と思うけど、

いざ本当に一人きりでは生きていくことは

できない私。

帰り道が約束されているからこそ、

ひとりの時間が楽しめるんだ。

 


人生100年時代、必要なのは多様性“

 

100歳時代ということは

定年後に30年、40年と時間があるということ。

これだけ時間があれば新しいことを始められる。

趣味や、自分の好きなことを追求して

多様性が活かせる仕事だって

できるかもしれない。

 


“結果だけでなく途中経過を楽しむ。“

 

結果を求めすぎると焦りが出てきたり、

うまくいかない時、疲れてしまう。

結果を出さないとダメだ!

なんて言われるけど、

本当は結果が全てではなくて

途中経過を楽しむことも大切だ。