本のムシはやがて蝶になる

感性を磨き続けたいアラフィフ主婦の読書記録。好きなジャンルはアート、音楽、メンタル、生き方など。ちょっぴり繊細なHSP気質。

【読書記録】深く考え抜かれた言葉は人々を導く旗になる『言葉にできるは武器になる』

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子どもの頃から話しベタな私。
だから絵を描いたりすることが

好きでした。

今はブログを書いて何かを伝えようと

試みてみるけど

どうも伝わる文章が書けない…。


自分のなかにある思いを

うまく言葉にできなくて悩み、

この本を読んでみようと思いました。

 

今まで伝え方の本、

雑談力の本などを読んでみたけど、

何となく理解はできるんだけど、
イマイチ自分のものにならないんですよね。


セリフや借り物の文章を書いても

仕方ないんです。

 

この本は、
どんなに表面的に言葉を磨く

スキルを学んだところで、

自分の気持ちを把握してなければ、

相手の心に響く強い言葉を

生み出すことはできない。
という内面的なところから始まります。


言葉にできないということは、

考えていないのと同じ

なんだ。

 

そこで、まず思考の深め方を

『T字型思考法』などで

具体的に紹介されています。


紙に書き出して、思考を広げていくと
もやもやとしていた

心の中もスッキリしそう。


深く考え抜かれた言葉は相手の心に響き、
人の気持ちを動かすことができる。

深い言葉を放つ人は言葉を外に出す前に、

自分の中で内なる言葉に幅と奥行きを

持たせながら意見を育てている。

 

そして、

気持ちがはっきり認識できた時、

言葉は自然と強くなる。

人に伝わる言葉は自分の中から出てくるもので
それを深めて外に出すことばに変換する

ということなんですね。

 

伝えるべき内容が薄っぺらかったり、

何となく〜みたいな状態だと、

軽い言葉になってしまう。

 

最終章にはプロが行う

言葉にするプロセスとして

中学で習った日本語の型や、

リズム、動詞にこだわって

文章に躍動感を持たせる

テクニックなどを紹介していて

言葉に対する意識が変わりました。

 


口数は少なくても
相手の心を動かせる

言葉を発することが
できたらいいな。